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【自宅で簡単】花屋が伝えたいドライフラワーの作り方から飾り方まで

ドライフラワーを自宅で上手に作りたい方へ。

ポイントは、生花が咲ききる前に短時間で乾燥させることです。

メジャーな方法は生花を吊るすハンギング法。

ただ、お部屋の条件次第では、カビが生えたり上手くドライフラワーにならないこともあるので注意してください。

最も綺麗な色でドライフラワーにするにはシリカゲルという乾燥剤を使うことでもありますが、手間もかかりますし、押しつぶされた形になってしまうので自宅ではおすすめしません。

そこで、毎日たくさんのドライフラワーを制作している花屋GANON FLORISTスタッフの私が、

  1. 生花を上手にドライフラワーにする方法

  2. 自宅でドライフラワーにするおすすめの場所

  3. ドライフラワーにしやすい花

  4. ドライフラワースワッグの作り方

  5. ドライフラワーの注意点

等々をわかりやすくまとめてみました。

失敗しないドライフラワー作りをしたい方はぜひご参考ください。

生花からドライフラワーの作り方

生花からドライフラワーの作り方は大きく3パターン。

プロならシリカゲル法で、綺麗な色を残してドライフラワーにもしますが、シリカゲルの重みで花の形が崩れやすいのも難点です。

ドライインウォーター法は、花首が下がってしまう点が難易度高め。

そこでメジャーでおすすめしたいのがハンギング法。

綺麗な形でドライフラワーにしやすいです。

ハンギング法でのドライフラワーの吊るし方

ドライフラワー吊るしてハンギング法

ハンギング法は、生花を逆さにして吊るすだけ。

➀水につかっていた部分を切り落とし、下の方の余計な葉を取る

輪ゴムでとめ、麻ひもで縛る(縛らず、1本ずつ吊るしてもok!)

③逆さまにして吊るす

これだけですが、束ねて縛る点に注意です。

渇いていくと縮むので、落ちてしまわないようにしっかり縛りましょう。

ドライフラワーハンギング法紐の縛り方

あとは、自然に乾燥してドライフラワーになるのを待つだけ。

ポイントとしては、

  1. 乾燥して縮むので、落ちないように輪ゴムで束ねるのがおすすめ

  2. 全体的に乾燥させるため、束ねすぎないように注意

  3. できるだけ乾燥して風通しのよい場所で吊るす

この辺りを注意して、ハンギング法でドライフラワーを作ってみてください。

ドライフラワーになるまでの日数は、早い花(ミモザやスターチス)で3~4日、遅い花(シャクヤクやトルコキキョウ)で10日以上と差があります。 花屋が選別するドライフラワーにしやすい花しにくい花

花束ブーケのままドライフラワースワッグにするのはNG

花束をドライフワラーに

もらった花束ブーケを、長く楽しみたい!とそのまま逆さまにしてドライフラワースワッグに。

これ、実は多くの場合NGです。

束ねた状態では水分が抜けにくく、綺麗なドライフラワーになりません。

しかも、重なった状態で乾燥した後に解くと、バラバラと崩れてしまいます。

ちょっと手間ですが、いったんバラシてドライフラワーにした後に、束ね直してスワッグにするのがおすすめですよ。

自宅でドライフラワーを作るおすすめの場所

バラドライフラワー

自宅でドライフラワーを作るおすすめの場所は、リビングの日陰。

生花からドライフラワーになる過程も楽しむことができます。

基本的には、ドライフラワーを上手に作るための3条件

  1. 直射日光が当たらない

  2. 湿度が高くない

  3. 風通しが良い

この条件が揃うほど、上手にドライフラワーを作ることができます。

逆にNGなのは、湿度の高い水回り。

  1. キッチン

  2. バスルーム

  3. トイレ

湿度が高いと乾燥が進まないばかりか、カビが生えることもあるので注意してください。

バスルームは基本NGですが、浴室乾燥機なんかはいいかもしれませんね。

ドライインウォーター法でドライフラワー作り

バラドライフラワー一輪挿し

「花の形がふんわりとしたもの」「茎がしっかりしているもの」は、ドライインウォーター法がおすすめ。

少し時間はかかりますが、少量の水につけながら徐々に蒸発させていく方法です。

 ➀風通しのいい場所で、水を1〜5cmほど水を入れた花瓶に挿して置いておく

 ②水を加えず、少しずつ水を蒸発させる

この方法で、1~2週間でドライフラワーが出来上がります。

デメリットは、ドライになるのに時間がかかり、首が垂れ下がった形になりやすいことです。 生花を観賞しながらドライフラワーにしてみたい方はぜひチャレンジしてみてください。

シリカゲル法でドライフラワー作り

ドライフラワーシリカゲル

シリカゲル法は、花の色味を綺麗に残すことのできる方法です。

しかし、お花を短くカットするため、スワッグやドライフラワーの花束として飾りたい場合には向きません。

手作りのアクセサリーやハーバリウムを制作する際におすすめです。

➀花首の2cmほど下で茎を切る

② タッパーなどの密閉容器にドライフラワー用シリカゲルを敷き詰め、その上にお花を置く

③ 花の上にシリカゲルを優しく振りかけ、花全体を完全に埋める

④密閉の蓋をしめて密封する

この方法で、約1週間置くとドライフラワーになります。

メリットは綺麗な色が残りやすい点。 デメリットはシリカゲルの重みで潰れた花になりやすい点です。 また、シリカゲルは繰り返し使えますが、購入に数千円分かかるコスパはイマイチかもしれません。

ドライフラワーにしやすい花

スターチスドライフラワー

スターチスのドライフラワー

ドライフラワーにしやすいお花は、水分が少なくて変色しにくいお花。

  1. ミモザ

  2. アジサイ

  3. カスミソウ

  4. スターチス

  5. 千日紅

季節によって楽しめる生花も、ドライフラワーにしておけば長く楽しむことができます。

乾燥しやすいお花は、生花のままの綺麗な色が残りやすいのもおすすめポイント。

特にバラは綺麗なドライフラワーとなるので、初心者さんからドライフラワーマニアさんにまでとてもおすすめです。 花屋が伝えたいバラのドライフラワーの簡単で黒ずまない作り方

逆に、水分が多いお花はドライフラワーにしにくいです。

ドライフラワーにしにくい花

ひまわりドライフラワー

水分が多いお花や花びらが薄いお花は、綺麗にドライフラワーにしにくいです。

  1. ユリ

  2. ひまわり

  3. チューリップ

こういった水分の多い花は、シリカゲルで一気に水分を抜くのがおすすめです。

難易度高めですが、ドライフラワー作りに慣れてきたらぜひ試してみてください。

ドライフラワーにしやすい花としにくい花もまとめているので、失敗しないドライフラワー作りのためにこちらもチェックしてみてくださいね。 花屋が選別するドライフラワーにしやすい花しにくい花

作ったドライフラワーの注意点

ドライフラワーの注意点

ドライフラワーの作り方を解説してきましたが、飾り方の注意点も。

  1. 風通しがよい

  2. 直射日光が当たらない

  3. 湿度が低い

  4. エアコンが当たらない

  5. ぶつからない

基本的には、作り方のポイントと一緒ですが、崩れやすいドライフラワーなので、ぶつからないようにも気を付けてください。

保管環境にもよりますが、いい状態で1年以上も持つこともよくあります。

逆に、湿度が高かったりすると、カビも生えてしまいます。

例えば、夏の炎天下でドライフラワーを保管してみてください。数日で悪い状態になってしまうことでしょう。

できるだけ綺麗な状態で長く楽しむためにも、作った後の飾り方にも注意してくださいね。

ドライフラワーの飾り方

ドライフラワーの飾り方

ドライフラワーの飾り方は、

  1. 花瓶やコップに挿す

  2. 逆さにして吊るす

  3. ガーランドにする

  4. スワッグにする

  5. リースにする

お部屋のインテリアとしても、とても素敵なドライフラワー。

ぜひ色々な飾り方で楽しんでみてください。

かっこいい飾り方に迷ったら、ぜひこちらも参考としてみてくださいね。

ちなみに、個人的にオシャレでかっこよくておすすめしたいのが、束ねてのスワッグです。

ドライフラワーを束ねてスワッグに

ドライフラワースワッグ

作ったドライフラワーは、束ねてスワッグにするのもおすすめ。

吊るして飾るだけで、とても素敵なインテリアになります。

束ねる方法は、気の向くままに重ねるだけでOK!

まずはカッコいいと思った形に重ねてみてください。

失敗してもOK!

自由に組んでみるのもお花の楽しみ方です。

ただ、重ねてから動かしすぎるのは、ドライフラワーが壊れてしまうのでNG。

ある程度の完成図を想像しながら、束ねてスワッグを作ってみてください。

GANON FLORISTのスワッグ完成図もぜひ参考にしてみてくださいね。

Dry Flower Swag

もちろん、スワッグ完成品のご購入も可能ですので、お部屋のインテリアにもGANON FLORISTのドライフラワーもぜひ。

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