日本人が意外と知らない? クリスマスリースの意味、作り方、歴史、おすすめのお洒落なデザイン

クリスマスが近づくと、家の玄関を華やかに彩ってくれるリース。

最近では様々なリースを見かけることが多くなりましたが、そもそもなぜリースを飾るの?宗教?装飾?日本人が意外と知らないリースの起源や秘密から、実際に自分でリースを作る時の花材選びやポイントまで、花のプロであるフローリストが、様々な角度から紹介していきます!

目次

なぜ玄関にリースを飾るのか

リースには、大きく分けて「魔除け」「豊作祈願」「幸福祈願」の3つの意味があるといわれています。

➀魔除け

一般的に玄関のドアに飾られるクリスマスリースは、玄関に飾ることで家の中を守る、という意味があります。
冬でも青々とした葉をの常緑樹は、古くから強い生命力の象徴とされてきました。また、葉自体にも殺菌作用や抗菌作用があるものが多く、そこから「災いから家族を守るもの」という意味が生まれたと言われています。

②豊作祈願

リースには、常緑樹の他にも、松ぼっくりや木の実、姫リンゴ、麦の穂などが飾られていることがほとんどです。これらは作物を模した飾であり、来る翌年の豊作を祈願するという想いが込められています。

③新年の幸福祈願
後ほど詳しく説明しますが、キリスト教圏でクリスマスといえば、一般的に12月25日の当日のみではなく、約1か月のクリスマス期間のことを指します。その期間、長く飾られるリースは、日本でお正月に飾られる、しめ縄のような役割も果たしています。

クリスマスリースの形・素材の意味

最近では、ベーシックなものからユニークなものまで様々なリースを見かけますが、共通しているのは、「輪の形をしている」ことですね。ここからは、リースはなぜ輪なの?素材は何でもいいの?そのひとつひとつに、込められている意味をみていきましょう。

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輪の形の意味

輪には「はじめも終わりもない」「永遠」などの意味があり、聖書で神を表現する「初めであり終わりである」などの言葉に通じるため、「生命や幸福がいつまでも続くように」という願いが込められています。

特にキリスト教の行事で広まったクリスマスリースには、イエス・キリストに対する「終わりのない永遠の神の愛」という意味が込められています。

家族や大切な人と過ごすクリスマスにぴったりの形というわけですね。

 

素材の意味

リースに使われる様々な素材。意外と知られていませんが、日本のおせち料理と同じように、それぞれに願いや想いが込められています。

リボン・鈴(ベル)・・・魔除け

固く結ばれたリボンには、魔除けの意味があります。
ベルは、その音が魔を祓うと考えられてきました。
日本の神社のお守りに、鈴がついている理由ととてもよく似ています。

月桂樹などの常緑樹・・・生命力の象徴、農作物の繁栄

元々、キリスト教が普及していた地域には、日本よりも冬が厳しい土地も多く、人々が厳しい冬の寒さを乗り越えるという願いを込めて、冬でも鮮やかな緑色の、生命力の強い常緑樹を飾ったと言われています。また、緑色には、「農作物の繁栄」を願うという意味が込められています。

モミ、ヒイラギの葉・・・キリストの受難、魔除け

よく、クリスマスリースに使用されるギザギザと先のとがった形をしている柊(ヒイラギ)。
ヒイラギの尖った葉の形状が、キリストが被っていたイバラの冠を連想させるため、ヒイラギは受難の象徴として使用されることが多く、宗教的な意味合いが強いと考えられます。

赤いヒイラギの実・・・キリストの血、太陽の炎
所説ありますが、ヒイラギの真っ赤な実は、キリストの血を象徴しているという説があります。
また、太陽の炎を表すという説もあります。命を削って、人々のために血を流したキリストに敬意を払い、恵みをもたらす太陽の炎を願って、神聖なヒイラギの赤い実を飾ることになりました。鮮やかな赤色が見た目のアクセントにもなり、可愛いですね。

松ぼっくりや姫リンゴ・・・収穫、神への捧げものの象徴
リンゴは、見た目の可愛さだけではなく、寒い冬に長期間保存ができ、栄養のある作物であるため、神へのお供えとして古くから使われてきました。また、リンゴはアダムとイブがエデンの園で食べたものとしてもキリスト教では大きな意味をもつ実のひとつです。

 

 

クリスマスリースの歴史

では次に、リースがいつ頃発祥したのか?その意外な歴史を紐解いていきましょう。

キリスト教のクリスマスの象徴として定着しているリースですが、その起源は、キリスト教誕生以前の古代ローマ時代(今から2000年~1700年前)まで遡ると言われています。

リースは祭事や結婚式など、特別な行事の際の装飾用のリングのことを指し、当時、詩人や勇者の栄光を讃えるために、月桂樹やオリーブで作った冠が捧げられていました。

オリンピックの聖火ランナーが、今でもオリーブの冠をかぶっているのは、ここからきています。
古くからリースをドアや頭に飾ることは、勝利や栄光を示す社会的ステータスだったのです。

その後もリースは、王者の冠や花嫁の装飾品として飾られたり、また、古代ローマ人は葬式の際に石棺にリースを飾ることが風習としてあったようです。このようにリースは、長い年月さまざまな形で人々の人生の、特別な日の演出として取り入れられてきました。

クリスマスにリースが飾られるようになった詳しい理由はわかっていませんが、今から約1700年程前に、ローマの皇帝がキリスト教を国教としたこと際に、キリスト教徒にローマの風習が広まったと言われています。元々習慣として定着していたリースを飾るという文化とキリスト教の文化が混ざり、クリスマスでもリースが飾られるようになったという説が有力だと言われています。

 

 

リースを飾る期間

12月になると、お花屋さんや雑貨屋さんでクリスマスリースを見かけるようになります。
いつ頃買えばいいの?いつまでも飾っていていいの?など、様々な疑問を解決していきましょう!

キリスト教圏におけるクリスマスシーズン

実は、キリスト教圏でも教派によってクリスマスリースを飾る期間は異なりますが、以下の期間が一般的です。

アドベント(11/30にもっとも近い日曜日)~公現日(1/6)又は聖燭祭(2/2)まで

キリスト教以外では馴染みの無い3つの日、アドベント・公現祭・聖燭祭って何の日?という方の為に簡単に説明すると・・・

➀アドベント(クリスマス前の4週間、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)

11/30にもっとも近い日曜日からクリスマスイブまで

②公現祭(神がイエス・キリストの姿をとって人間の前に姿を現した日)

1/6 この日までにクリスマスの飾りを片付ける、という人が多いようです。

③聖燭祭(イエスが生後40日後に神殿で清められたことを祝する日)
2/2 この日までクリスマスの飾りを残しておく、という教派もあるようです。

以上のことから、キリスト教圏の国では、クリスマスの飾りは11月末~2月頭、節分の時期まで飾ってあることが多いです。アメリカや他の国を訪れたときに、お正月を過ぎても街はまだまだクリスマス装飾で溢れているのは、このような意味からなのですね。

教会などは1月でもクリスマスリースを飾っているところが多いですが、決して片付け忘れているわけではないのです。

 

日本ではいつ飾るのが一般的?

日本では多くの家庭で、クリスマスが終わるとすぐにお正月の準備に入ります。
クリスマスまでは玄関に飾られていたリースが、翌日にはもうしめ縄に替わっていた、なんてこともよくある話です。

クリスマスリースを飾っておく期間としては、12月頭~28日にお正月飾りを出すまでというのが一般的だと考えられます。
特に宗教的な意味合いが少ない日本国内においては、好きなときに飾って、好きなときに片付ける、という認識でも問題なさそうです。

クリスマスリースの作り方

リースを初めて手作りするなら、シンプルでスタイリッシュな定番カラーがおすすめです。

初めての場合は、配色で悩んでしまったり、なんとなくごちゃごちゃとした印象になりやすいので、クリスマスの定番カラーである緑と赤を選ぶとよいでしょう。茶色や緑色でベースを作ったあとに、赤い実やリボンでアクセントをつけると素敵に仕上がります。

フレッシュな素材で作るクリスマスリースは、次第に葉の水分が蒸発し、乾燥していきます。フレッシュな緑色のリースから、少しずつ色合いや質感が変化し、ドライフラワーのリースになっていく過程を楽しむことができるのも、天然素材のリースの魅力です。

リースのフレッシュな期間をなるべく長く楽しみたい方は、強い日光と風が直接当たらない場所に飾り、霧吹きで一日数回お水をかけると長持ちします。それでも葉っぱがカサカサしてきたら、霧吹きの回数を減らし、ドライにしていきましょう。

ドライに向いているおすすめの常緑樹は?

ずばり!おすすめの花材は、モミ、クジャクヒバ、ヒムロスギ、ユーカリ、コニファーです。

これらの常緑樹を使ったリースは、半月から1カ月ほどなら緑色を保つことができる為、クリスマスの期間中、しっかりと楽しむことができます。

反対に、ローズマリーやヒマラヤスギなどは葉が落ちやすいため、リースを長期間楽しみたい場合にはおまりおすすめできません。

 

リース作りの為に用意するもの

◇モミ、ヒバ、コニファー、ユーカリなど

生花店などで購入できます。1種類だけ使っても、数種類を組み合わせてもきれいに仕上がります。

◇お好みのサイズのリース台、リボンなど

仕上がりのサイズは、リース台より一回り大きくなるのをイメージしてください。

◇お好みのリボン、ベルなど

◇ハサミ、ワイヤー、グルーガン、グルースティックなど

簡単な作り方

➀使用する花材をすべて同じ長さに切っておきます。(大きさによるが15㎝程度)

②メインとなる花材を2~4本を束ねて持ち、根元から2~3センチのところをリース台に巻き付けます。

リースの曲線に沿わせながらリースワイヤーで内側から外側へ花材の根元に2~3周巻きつけるように固定します。

リース 作り方

※デザインパターン1。リース台にベースになる常緑樹を巻き付ける。

リース 作り方

※デザインパターン2。リース台にベースになるユーカリを巻き付ける。

③花材を少しずつずらしながら巻き留めていきます。

リース 作り方

④この作業を繰り返し、1周したら巻き始めと終わりが自然に繋がるようになじませます。

⑤巻き始めのワイヤー部分と、巻き終わりのワイヤーを一緒にねじってカットします。ワイヤーの端は、材料の中に入れ込み、目立たないようにしましょう。

リース 作り方

⑥最後に、お好みで自由に飾りを付けて完成です。

☆ポイント☆
・巻き留める時は、しっかりとワイヤーを強く引っ張ります。
・きれいな丸い形が保たれているか、リースの内側と外側にバランスよく材料が入っているかを小まめにチェックします。

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フローリストがデザイン・制作するクリスマスリース。

GANON FLORISTリースコレクション2020では、4種類のマフラーリースを発表いたしました。

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ネットショップ https://ganon-florist.com/

お電話 011‐633-5522(10:00~18:00 月曜定休)

例年通りの外出が難しい昨今ですが、お家で過ごすクリスマスが、リースと共に素敵なものになりますように。
フローリスト一同、心より願っております。

世界一花を愛せる国を作る
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【GANON FLORIST】
住所:064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3丁目3-8
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