『自粛 花の需要も減 業界支援の動きも』読売新聞2020年(令和2年)4月4日(土曜日)

『自粛 花の需要も減 業界支援の動きも』読売新聞2020年(令和2年)4月4日(土曜日)

 

新型コロナウイルスの感染拡大の余波が、花卉業界にも広がっている。卒業式や歓迎会の相次ぐ中止などで、会場を彩る生花の需要が落ちているからだ。道内の生花店などで作る業界団体は「こんな時だからこそ、花で心を癒してほしい」と話している。

「前向きに頑張るしかない」当麻町の生花店「花工房比呂」の中島大智代表(41)は自らを奮い立たせるように語った。例年、近隣の小中学校など12,13校から注文があるが、今年は5件という。

今年に入って感染が広がった影響で、卒業式や歓送迎会で贈るブーケの注文、結婚式の延期や葬儀の簡素化による会場の飾りつけの需要が減り、約100件の予約がキャンセルになった。

キャンセルになったバラなどはドライフラワーにして販売しているが、売上は前年の同じ時期に比べて半分に満たない。道内での感染の広がりは一時期より落ち着いているが、花の需要の回復は見通せない。

道内の生花店約350店が加盟する道生花商協協同組合(道花連、札幌市白石区)は、3月の加盟店全体の売り上げを例年より2割ほど減少すると見込む。斉藤充理事長(64)は「3月は退職者に贈る花の需要があってやや盛り返したが、ホテルや飲食店などから定期的にある注文が減り始め、今後も厳しい状況になる」と語った。

生花店も影響を受けている。卒業式で飾られるコチョウランなどを栽培する赤平市の「赤平オーキッド」では、3月の出荷量が2割ほど落ち込んだ。4月に予定していたランの展示会も中止となり、担当者は「その後は母の日もあるが、今年は需要がまったく見通せない」と困惑気味に語った。

 

落ち込む花業界を支援する動きも出ている。札幌市中央区宮ヶ丘に本店を構える生花店「GANON FLORIST」は、髪に色とりどりの花を飾り付け、写真撮影する女性に人気のサービスを3月から安く提供している。

清野光代表(32)によると、生花の需要を回復させて花で人を元気づけようと、独自に取り組む「北海道を花で笑顔にプロジェクト」の一環。通常9900円(税込み)のところ、3000円に設定した。通常は在庫の花を中心に使うが、生産者支援として約300本を仕入れたという。

3月下旬、同市の中学校の卒業式を終えた武田桃華さん(15)は、母親(41)と店を訪れ、淡いピンクや白の生花、ヒマワリなどをそれぞれ髪に飾って、笑顔で記念写真を撮った。

清野代表が、「自粛などなれない生活が続いて疲れている人が多い。花で自分を彩ることでストレス解消になっているようだ」と話した。

同店は生産者支援の第2弾として、インターネットのクラウドファンディングで集めた資金で花を仕入れ、街中で配ることも計画している、目標額の250万円が集まり次第始める考えだ。

 

以上読売新聞より引用

 

【緊急!勝手に花の生産者さん応援!】北海道ロスフラワー救済プロジェクト

● クラウドファンディング詳細
https://camp-fire.jp/projects/view/246626

目標まであと150万円です!ご支援どうぞ宜しくお願い致します!!!!

 

 

 

【GANON FLORIST本店】

花屋とHANANINGEN撮影スタジオ
住所:064-0959 札幌市中央区宮ケ丘3丁目3-8
ネットショップ : https://www.ganonflorist.shop/
TEL:011-633-5522
定休日:毎週月曜日
営業時間: 10:00~18:00

 

【GANON FLORIST札幌大通店】

花注文の受け取りと地球の種(レアハンバーグ)の店
住所:札幌市南2条西5-3-16 シモチビル 1F
ネットショップ : https://www.ganonflorist.shop/
TEL:011-281-3133

定休日:月曜日・第四火曜日(ただし月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜定休)
レストラン営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー21:30)

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